カテゴリー「書籍」の21件の記事

2011/02/05

志高く 孫正義正伝 完全版 HD

App Storeで無料でダウンロード出来る電子書籍に、ソフトバンク社長の孫さんの自伝小説がありますので、ダウンロードして読んでみました。
良くも悪くも、いろいろ言われるソフトバンクですが、この小説を読むとiPhoneをソフトバンクが販売している現状を何となくわかったような気になります。

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2008/03/23

復活祭(イースター)

今日はキリスト教にとって大切な日でした。
ということで、妻と子供に連れられて朝から教会に行ってきました。

礼拝の後、聖餐式があり、昼食後に祝会で復活の劇をして、2時頃に子供たちが教会周辺の家を廻って「イースターエッグ」を配り、とても楽しそうでした。
こうした大人も子供も一緒になって何かをする集まりの機会というのは、宗教だとかなんだとか関係なしにとても良いことだと改めて実感させられます。

ここで一つ本の紹介。
僕の大好きな安彦良和氏の作品で、その名も「イエス」。10年近く前に出版された本で、数年前に愛蔵版になっていました。前から欲しいなぁと思いつつなかなか購入する機会がなかったのですが、昨日たまたま立ち寄った古本屋さんに売られていたのでそのまま購入。

イースターの前日にこの本を見つけるなんて...と、多少運命めいたものを感じなくもないです。

内容はちょっとキリスト教徒の方々には許しがたいものがあるかもしれませんが、僕はとてもお勧めです。
結末に関する解釈が聖書と多少違ってはいますが、イエスの言う言葉は聖書と何も変わりません。
聖書をそのまま読み進めるのはちょっと難しいかもしれませんが、漫画という媒体で(しかも安彦良和氏の作品で)聖書の断片について学ぶのはそんなに悪いことではないと思います。

ただし、これだけを読んでわかったような気になるのは、絶対に禁物...なんて言うまでもないですね。

僕は聖書を一度しか通して読んだことないので、内容をほとんど覚えていません。
また、もう一度読んでみようかなという気になった一日でした。

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2007/12/05

なぜかBookleが売れてます

今年の3月に作ったMyBookleの自作本が最近数冊購入されています。これはMyBookleの注目度が上がったせいなのかもしれないけど、自分の作ったものが人の目に触れるのは嬉しい事です。

もちろん、普通に本を出版されている方に比べたら小さな小さな存在に過ぎませんが、僕みたいな一介のサラリーマンにはちょうどいい幸せです。
今は少し時間がないけれど、また余裕ができたら次の本を作ってみようかな。

0712052200ちなみに、右の写真は先日OpenOffice.orgのマクロが掲載されたiPという雑誌の表紙です。
49ページの上の方にいつものひらがなで「きむらしのぶ」と書いてあります。
コンビニにも売られているようなので、また機会があれば探してみてください。

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2007/10/07

オープンソースの逆襲

今回は一昨日(10/4)届いた「オープンソースの逆襲」という本を紹介します。

「オープンソース」という言葉はある一部の人にはとても耳慣れた言葉ではあるものの、世間一般にはそれほど認知されているものでは無いかもしれません。
「ソース」と言っても、料理の話ではありません。コンピュータのプログラムに関する本です。でも、料理の話もあるかも...

この本の対象は、ある程度コンピュータを使った経験のある社会人または学生で、プログラミングの経験有無はあまり関係ないけどネットからソフトをダウンロードして使用するというを日常的に行っている人が丁度良いのではないかと思います。

本の紹介の前に「オープンソース」についていくらか説明しておきます。
プログラムは人間が判読可能な状態で編集するソースコードとコンピュータが判読可能な状態で実行するオブジェクトコードに大別できます。ソースコードを持っていても、それでプログラムを実行する事はできないので、ソースコードをコンパイルしてオブジェクトコードに変換する必要があります。
電器屋さんなどで売られているソフトウェアパッケージはオブジェクトコードの状態で、ソースコードで販売されている物は少ないです。またソースコードはそのソフトウェアの設計書なので、これが他人の手に渡ると、全く同じ物やちょこっと改変したものを作成できてしまうため、企業で作成したプログラムの多くはソースコードを公開されていません。
ところが、「オープンソース」ではこのソースコードが公開されているプログラムであり、誰でもその設計書を読み、機能の成り立ちを確認する事ができるプログラムなのです。
なんでそんなことするの?と思われる人もおられるでしょうし、昔はみんなそうだったと蘊蓄を語りたくなる人もおられるでしょう。
ここで紹介する本は、そんな「オープンソース」についての本です。

本の流れは、歴史、事例・ノウハウ、まとめという構成です。

歴史の中では、最近流行のものでオープンソースになっているものやUNIX、Microsoftを通じたオープンソースでないプログラムの生い立ちなどと関連してオープンソースのこれまでを約半分程度かけて解説してあります。
大変良くまとまっているので、これまで聞いた事の無い人にはとてもわかりやすいのではないかと思います。ただ、その分知っている人にはちょっと物足りないかもしれないですが、対象としている人が「一般の社会人」とあらかじめ書かれているので、仕方ないかな。僕には「オープンソースの復習」になりました。

事例の中では、教育現場とビジネスの現場でどのようにオープンソースが利用されているかを紹介されています。どちらかと言うと教育現場での利用についての方が熱が入っていて、その事例も非常に有為な成果を上げているのがわかる紹介で、生徒と教師双方にメリットがあることがよくわかります。
しかし、ビジネスの方はどうかと言うと、歴史の方でMicrosoft社の批判をしていた部分とちょっとやっていることがかぶっているのではないかな?と感じたりする部分もあったりして、全てにうなずく事はできない気分的な部分はありましたが、「それがオープンソースビジネスの実際なのだろう」という参考になります。ビジネスに関してはページ数も少ないですし、歴史の中で見てきたオープンソースの成り立ちからも、教育現場がより適していることは明白なので、教育現場でしっかりと利用される基盤ができつつあるというのはとても良い事だと思います。

まとめでは、現状への警鐘が書かれていて、きっと誰もが確かにそうだと思うところがあることでしょう。これからどうすべきかをきちんと考えながら現代を生きる必要があるなと考えさせられます。
まとめの中の言葉は「オープンソース」に限ったことでは無いような気もします。ある物の供給元が一つしか無いまたはほぼ独占状態だと色々な弊害が出るものですから、そういう状態にしない、なってもきちんとした抵抗力を身につけておくというのが大事ですよ。オール電化とかいう言葉が広告を賑わせてると、好んで統制下に入りたがる人もいるのだから、「オープンソース」が日本で一般化するのは前途多難な道があることでしょうが、これからも普及に向けて頑張ってもらいたいし、自分も何かの一助になれればと思います。

最後に、文章全体から著者の熱意が伝わってきて、とても読みやすい文章でした。著者は大学の准教授とのことですが、この文章を書かれる方ならわかりやすい講義をされるのではないかと感じます。

追伸
P.211 表5-2 GunPGについて「実装」の誤りでは?

2007/10/15追記
著者のサイトで、ブログが紹介されていました。リンクありがとうございます。

2007/10/26追記
読み終わった本を僕の部屋で眠らせておくのも勿体ないので、より広く読んでもらえるようにするため、オープンソースサロンの開かれる松江オープンソースラボの書棚に寄贈させていただきました。

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2007/10/03

100 BOOKLEs for "Education for All"

以前の記事で紹介した僕の処女作ですが、その後何の音沙汰も無いまま既に半年が経過してしまいました。

半分忘れかけていたような今日この頃でしたが、本日マイブックルよりメールが届きました。内容は表参道ヒルズ内にある「イデアフレイムス」にて自作本の展示会が開催されるので、そこへ僕の自作本を出品したいというものでした。(詳細は下記参照)

100 BOOKLEs for "Education for All"

僕の場合は販売代金=製本費用なので何冊売れても僕の懐具合には全く関係ないけど、少しでも多くの人の目にふれる機会があるというのは悪くないですよね。

開催期間は10月16日から29日までだそうです。もし、興味のある方がおられましたら期間中に表参道ヒルズのイデアフレイムまで足を運んで頂ければ製本された僕の本が見れる予定です。
もし見られた方などがおられましたら、感想などを聞かせて頂けると感激します。

ガントチャートを作って学ぶExcelVBA

...でも僕はそのためだけに東京まで行く事などできるはずもなく、自作本の晴れ舞台には参加できないのが残念です。

関東圏にいる知人各位

デジカメの画像をお待ちしております。

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2007/03/10

僕の処女作が届きました

0703100936先日、マイブックルで公開した「ガントチャートマクロを作って学ぶExcelVBA」という本を試しに注文してみたのが、今朝届きました。このサービスを利用するにはとにかく自分でしなくてはならないことが多いのできちんとできているか心配だったのと、何か間違っていたりしたら購入された人に申し訳ないという気持ちと、やっぱり自分でも出来具合を確認してみたいという思いから一冊購入しました。

率直な感想から言うと、思っていたより仕上がりは綺麗です。
中の図も見やすく印刷されているし、表紙の紙質もすばらしい。こんなことならもう少し考えて作ってみても良かったかなと思います。

しかし、内容と値段について言うならやはり難ありと言わざるを得ません。
60頁そこそこでは見栄えがするほどの厚さはなく、正直「えー、これで2,200円は高すぎるでしょう...」という感じです。しかも関東圏外では送料に735円もかかってしまうので、実際に購入すれば3,000円近くかかってしまいます。これでは売れるはずがありません。「どうしても印刷されたものが必要!」という人がいるとは思えないので、これは「良い経験でした」といったところで終わってしまいそうです。
マイブックルも郵送を利用すればもっと送料を安くできるので購入しやすくなるのにと思ったりもしますが、きっと提携している場所があって、そことの利害関係から今の形態になっているのでしょう。もし、そうだとしても不親切な感は否めません。

ということで、価格を改定しました。製本代のみ負担して頂く1663円です。一冊売れてもたかが知れている金額なので、そのために欲しい人が何百円も多く負担するなんて馬鹿馬鹿しいですよね。

また、上記のことから自分で印刷して利用できるPDF版は悪くないかもしれません。
@payというサービスをりようして提供しているのですが、こちらは500円しかしません。もし「印刷して利用したいがWeb上のものは印刷を考慮されていないので不便だ」というような方がおられましたら利用してみて下さい。

ガントチャートマクロを作って学ぶExcelVBA(PDF版)

そうは言っても、とりあえずこれから暫くはこの本を毎日持ち歩いて知人に見せて回ろうっと。

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2007/02/24

マイブックル

0702242300無料で出版できる本屋さんだそうです。

マイブックル

こういうサービスってとても不思議です。本当にビジネスモデルとして成り立つほど利用する人がいるのでしょうか。

でも、そう思いながらもとても素晴らしい要素を持っているような気がします。こういうサービスを利用すれば、誰にでも多くのチャンスを手に入れる事ができるのです。

ネットさえあれば、自分の住んでいる場所も時間もそれほど重要ではなくなります。むしろ、ごみごみした都会に嫌々住む必要無く趣味と仕事を両立できるかもしれないのです。

とは言え、実際に本を作ってみようとすると、パソコンをちょっとかじった程度の人ではなかなか苦労しそう。Wordで文字をただ打つだけでは出来上がりの本はとても見栄えがする物にはならないでしょう。工夫するためにはそれなりの知識は必要だし、しっかりとした物を作ろうと思えば、それなりのソフトウェアも必要になってくるでしょう。

でも、パソコンや最近のフリーウェアに関する知識があれば、これらの問題の多くは簡単に解決してしまいます。文章を作るのならLinuxやOpenOffice.orgを用い、画像の編集ならGIMPでやればそれなりのことはできますし、本を作るにはPDFファイルをアップロードするだけなのでこれも無料でできます。

PCだって、性能を選ばなければ中古で安く手に入れる事ができますので、無理してWindowsVistaが動作するようなPCなどに乗り換えなくなって、Pen4 1.5GHzにRAM 256MB、HDD 40GBあればネットにメール、本作りまで一通りできてしまいます。
CS-e-Shopという中古パソコン屋を覗いてみると、液晶モニタと本体を合わせても2万5千円程度で購入できます。それなのに、何故10万円もかけて最新版を購入する必要があるのか。最新版のPCも、数年後には同じ道を歩くだけなのに...

ということで、これからは自費出版の金銭的な障壁がとても低くなりそうです。

人が趣味を必要とするのは、それを極めたり楽しんだりするためだけだとは思いません。趣味を通じて心や体を鍛え、人生を豊かにするためのものなのだと考えています。そしてそれを人に公開する事で、更に多くのことを学び、向上させる事ができると信じています。だから、こういうサービスを利用して自分を更に向上させることにつながる日がくれば、このサービスには金銭以上の素晴らしい価値があるのではないかと感じています。

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2007/01/29

Ajax ライブラリ リファレンス

最近はことさらに言わなくても定着してきたAjaxですが、Web2.0とかいう言葉にもつられて利用している人がどんどん増えていますね。最近、Webページの作成を始めた人たちは一度に覚えなくてはならないことが多く、本当に大変だと思います。

僕がHTMLを覚えたのは今からおよそ11年前です。当時はJavaScriptも無かった(ように記憶しています)ので、とにかく平べったい紙に字を書いているようなものだったのですが、この11年の間で大きく様変わりしてしまいました。

最近あまりHTMLを書かなくなってきていたのですが、そろそろもう一度何か作ろうと思っていて、せっかく作るなら少しでも新しい技術を導入した方が良いだろうとも思うので、Ajaxにも本格的に着手してみることにしました。本来なら、きちんとJavaScriptを理解して作るべきなのかもしれませんが、ブラウザ毎の互換性とかを気にしながら自己流のライブラリ作りというのはこのWebの世界ではあまり有用なことでは無いような気がしてきたので、人の作ったライブラリを試してみるのも悪くないです。

というわけで、昨日福井に行った際に書店でAjax関連本を見ていたらAjax ライブラリ リファレンスというのがありました。これはまさに探していた本という感じです。ある程度JavaScriptを理解してきたらHowTo本を買うより、こういったリファレンス本がとても役に立ちます。全てのコマンドにサンプルがあり、Webページを作る時は頻繁に参照しそうです。
しかし、サンプルの内容がちょっと薄いのと環境の設定に関してほとんど解説が無い事から、Webでの検索によってこれらを補完する必要があります。初心者向けではないですね。

人によっては

 ・日々情報が新しくなっていく
 ・Webを検索すれば必要な情報は必ず手に入る

という理由から本は買わないという意見もあるようですが、僕は本も好きです。

 ・画面を見ているより目が疲れない
 ・パソコンの電源を入れていなくても読める
 ・Webより情報の雑音が少ない

というのが僕の考える本の利点ですが、本とWebは違う情報媒体だと思っているので、どちらか一方に偏った見方をするより、双方を有効に利用するのが良いですよね。

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2007/01/04

ナイトライダー

ずいぶん前から全シーズンともDVD BOXが発売されていたナイトライダーですが、購入するお金がないため指をくわえて入手を我慢していました。ところが、独身貴族の知人からDVD BOXを貸してもらえることになりました。とりあえずシーズン1のDVD BOXを入手。

実は一昨日からDVDプレイヤーが壊れていたのでPCで見ようかとも思いましたが、妻もナイトライダーが大好きなのときっと子供も好きになるだろうということから、DVDプレイヤーを買ってしまいました。とは言っても3980円で買える安物です。

早速、見ようとDISC 1を入れてみると...あれれ、第一話じゃない。なんだこのディスクは、エピソードの放送時と収録順が全然一致しないじゃないですか。うーん、第一話を見るためにDISC 7を入れるというのはいただけないですなぁ。でも、実際に見てみるとそんな不満はどこふく風です。予想通り、娘もしゃべるスーパーカーの虜になってしまいました。

うーん、何年経っても色褪せない魅力に脱帽です。ストーリー展開もよく覚えているし、どう考えてもはちゃめちゃな展開だっていくつもあるのに、それを見ているときに考えさせない面白さや、「あ、それはKITTだから」と納得させてしまう作り方にただただ感心するばかりです。

この冬はドラマやアニメ三昧です。
フレンズの続きを見始めて、GyaOでジリオン、Yahoo!動画でスプーンおばさん、そしてこのナイトライダーとすっかりはまってしまい、やらなくてはならないことが全然進まない。自分の心の弱さを思い知らされています。
でも、「良作は心の栄養」とも言えるので、いい休息になりました...なんて言うのもまた、心の弱さの現れかな。

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2007/01/03

日本農業新聞

0701030825去年までは地方紙をとっていたのですが、昨年末をもってこれをやめました。

最近は買い物をするお店はほぼ決まってしまっていて、広告をチェックしてどれが安いとか気にして安い所を見つけてもよっぽど安く無いとほとんど行くことがなくなっています。また、テレビもほとんど見ないのでテレビ欄にも用がないし、ニュース欄だってそれほど特筆するような内容が書かれていないように感じていました。

以上があまり魅力を感じなくなった理由で、妻が「こんなものに数千円を払っているのは勿体無いし、ゴミも溜まってしまって困る。」という判断からやめることになりました。ちなみに、この地方紙をとろうと言ったのも手続きをしたのも妻です。僕は昔から日経新聞が好きだったのですが、広告が無いのと値段が他紙の倍にもなることから却下されてしまっていました。余談ですね...

そこで、代わりに今年の元旦から購読しているのがこの「日本農業新聞」です。「何故に農業?」と思われる方もおられると思いますが、これはある企業様の好意により無料で提供して頂いているのです。「日本の農業の実体や農政について勉強しておくように」というのがその趣旨です。

元旦と今日の2日分を読んでみましたが、全く畑違いの分野であると再認識させられると共に知らないことに触れることができるということに面白みを感じています。主に取り上げられているのが、日本の農政の可否、老後の農村への移住、工夫して売上を伸ばしている農家とJAの紹介のようです。

今日の新聞で興味をひかれたのが「農業用水路の水流を使った発電」でした。発電機の定格出力は0.5kWだそうですが、この発電電力で一体何ができるのでしょうか。利用する電圧が100Vだとして、電流は5Aですね。「なんだよ、たったの5Aかよ」と思われる人もおられるでしょうし、「ええっ、5Aも!?」と思われる人もおられるでしょう。では、これがどれほどの電流量なのかというのを計算で確認してみることにしましょう。
一般家庭による一ヶ月の平均消費電力量は300kWhだそうです。これから必要な電流量を換算してみると
 {300kWh / (31日 x 24時間) } / 100V = 約4.03A
となり、なんと一般家庭の一ヶ月に消費する電力をまかなえるほどの発電量だということがわかります。
とは言え、これはあくまで理論値であり、定格出力≠出力だし、水の流れも一定ではないだろうから発電できる電力だってとても安定しているとは言えないので一般家庭には利用できません。それに出力電圧が一定ではないだろうから、通常の電気製品を使うためにはさらにインバーターなどを使って電気を整えないといけません。しかも、これが周辺家庭全てをまかなえるかと言うと発電機の台数を設置すればするほど用水路の流速が落ちるだろうから、使える台数にも制限が出てきます。うーん、工夫って難しい。

ただ、こういう工夫の記事を読んで感じるのはどの仕事でも工夫をする人としない人の差というは始めは小さく、むしろ工夫しない人の方が上にいることがあるけど、時間とともにどんどん開いていってきっと工夫しない人は決して追いつけなくなるのではないかと感じました。でも、こうした工夫する人がある時点からしなくてはならないことはその差を縮めるような努力ではないかと思ったりもします。

またまた蛇足だけど、今の日本の農業の状態は近い未来の工業のようにも見えます。
農業を蔑む人を時々見かけますが、工業もまた蔑まれる日が来ます。そして、いずれサービス業もまた蔑まれる時代が来ます。その時、農業が生き残っていないと日本は救われないですよ。

農業って大事。日本農業新聞を読んでもっと勉強しておきます。

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