自宅WWWサーバの動作確認
自宅でWWWサーバを構築した場合、同じLAN内からの動作確認は簡単です。同じマシンでブラウザを起動し「http://localhost」とブラウザのアドレスバーに入力して作成したページを表示させたり、別のマシンでWWWサーバのIPアドレスを入力すれば確認できます。
しかし、インターネット側からのアクセスに対してきちんと表示されているか否かを確認するのはちょっと大変です。ルータの設定がきちんとされているか、外部から見ておかしな動作をしないかというのはとても気になるところ。
一昔前なら外部に公開されているプロキシを利用したり、ちょっと前なら携帯電話で自宅のIPを入力したりしていましたが、とっても便利なサイトがあったので紹介します。
まず、自宅のIPアドレスを入手するのはルータの管理画面で行う事も可能ですが、下記のサイトへアクセスすると「IP = XXX.XXX.XXX.XXX」と自宅のIPアドレスを表示してくれます。
ここで、このIPをアドレスバーに入れてもまともに表示されないのは言うまでもないことかもしれません。そこで、登場するのが下記のサイトです。
説明書きの下にあるSite URLのテキストボックスに上述したサイトに表示されたIPを入力してみて下さい(例 http://xxx.xxx.xxx.xxx)。
どうですか、きちんと表示されました?
この確認ページの良いところはサイト内のリンクや外部ファイルのURLを自動で変換してくれているところです。他にもいくつかあるのですが、その多くはトップページや指定されたHTMLを表示するのみで、そのリンク先へ移動はできなかったり、CSSがまともに読み込まれなかったりするのですが、ここはそういうところにきちんと配慮されていて嬉しいです。
もちろん動作確認だけにそんな機能はいらないという意見もあるかもしれませんが、それはそれ、気分的なところですね。
もし、WWWサーバを外部に公開するようなことがあれば、ご利用されてはいかがでしょうか。
他にもダイナミックDNSを利用すればIPではなくてドメイン名っぽくアクセスさせるなど、もっと面白い事もできます。興味のある方は下記サイトを利用されてはいかがでしょうか。
また、他にもこんな良いサイトがあるよというような情報があればコメントを頂けるとうれしく思います。
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コメント
前使っていたルータは、折り返しアクセス(というのかわかりませんが)ができなくて、DDNSのURLを使ってポート解放や転送などの設定がうまくいってるか確かめるのに苦労しました。そのときこのようなサイトを知っていれば、楽だったかもしれませんね。
いま使っているルータは、折り返しアクセスが出来るので、2つめの回線や第三者のサーバを介さずに簡単に動作確認できるようになりました。
自分でネットワークプログラムを組んだときに、1回線しかなくてもルータ超えができるか簡単に試験できるようになったので、もっと早くにこのルータを使っていれば……と思いました。
いまどきルータの性能の優劣なんて……って思いましたが、こういうこともあるんですね。情報収集は大切だと思いました。
投稿: 外神(k1t) | 2008/09/19 10:57
自分の場合はフレッツ契約のため、ISPを2つ運用することが出来ます。ルータも別。
公開サーバとブラウジング用PCは別のISPで運用しておき、ブラウジング用PCから普通に公開サーバのアドレスをアクセスすれば、適当なIXから折り返してアクセスが出来ます。
サーバ用ISPはアサヒネットの固定IP契約で、かなりリーズナブルです。
投稿: 河原ほたる | 2008/09/20 05:18
k1tさん、コメントありがとうございます。
折り返しアクセス...僕の使っているルータもそういうことはできないみたい。最近のものは色々な機能があるんですね。今のルータはISPからのレンタル品なので、基本機能しかなく、上述のサイトを使って遊んでます。
そろそろ秋も深まりつつあるので、自宅サーバの運用を再開しようかな...夏はサーバ室(僕の部屋)に冷房が無いので運休してます。
河原ほたるさん、コメントありがとうございます。
二回線ですか...確かに便利ですよね。
実は我が家も母屋と離れで二回線あります...が、ISPを二つ契約することについて妻を説得する勇気がないため、こんな感じで遊んでます。
ほんと、k1tさんと河原ほたるさんの部屋は僕にとって宝箱のような場所です...うらやましい。
投稿: きむらしのぶ | 2008/09/20 06:55