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2007/03/09

多数決は不公平

民主主義の代名詞のように扱われる事がある「多数決」という判定方法ですが、これは非常に不公平です。
というより、多数決というのはとても間違った方向に進みやすい落とし穴があります。

まず、頭が良い人と頭が悪い人の割合を考えた時、どちらが多いですか?
次に、正しい情報を持っている人と持っていない人の割合を考えた時、どちらが多いですか?
最後に、自分がそうなりたくてなったわけではないが、世の中で少数派の部類にはいるような状況のいる人が多数派より多いことはあり得ますか?

最初の問いについて、そんな割合は考えようがないのでそれはわかりません。
ですが身近な例で考えてみると、イラク戦争の開戦時にある国の国民の大半がそれに賛成していながら、今では反対意見が大半を占めています。これは多くの人が開戦時に判断ミスをしていたか、今判断ミスをしていることの現れです。自分がある時点で正しいと信じていても、それは間違っていることがあるのです。
そういった判断ミスをもって即頭が悪い人と判断する訳ではありませんが、少なくとも判断ミスをする人が多くいて誤った判断がされることは多々あるのです。
また、周りの人から同じ意見を何度も聞かされると、はじめは間違っていると考えていたことでも、暫くすると正しい事のように感じる人もいます。

次の問いについて、僕らは過去と現在において一人では到底知り得ないほどの情報があることを考えれば、自ずと答えが出てくると思います。ある一分野に秀でていても、他の分野には知らない事が山ほどあります。その中で自分は正しい情報を常に持っているなどと考えている人がいたら、その自信の根拠を教えてもらいたいものです。

最後の問いについて、これは愚問極まりないですが、少数派の人が多数派より多かったらその集団は多数派になるので、あり得ないことですよね。判断ミスをする人たちが、十分な情報も持たず、多数派の中にあって少数派のために何かをするという状況は非常に稀です。

これらは極論を並べ立てているだけで、多数決にだって良い面があるとも思います。
ですが、最近多数決至上主義のような人を何人か目にする機会があり、非常に恐ろしいものを感じています。しかもその人たちの多くが自分で情報を収集するのではなく、メディアやネットで流れているものを鵜呑みにし、特にそれらについて実体験も無いまま様々な意見を口にしているのです。

多数決が本当に有効になるのは、誰もがしっかりとした情報を持ち、その情報をしっかりと検討できる場合のみであり、嘘や噂が流布されている世の中で多数決は非常に恐ろしく不公平になる可能性を持っていると思います。選択肢がいくつかあったら即多数決を用いるのではなく、きちんと検討して選ぶようにしないと間違いの素になりますよ。

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