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2007/01/06

誠意ある対応

誰かに自分の間違いを指摘されたとき、素直に自分の間違いを認めて真摯に対応するのは難しいです。
僕は数年前まで「自分は完璧だ」と信じていたので、間違いを指摘されるとまず指摘した人が間違っているという前提で話をすることが多くありました。

そのうち、目の前に僕より自分を完璧だと信じて疑わない人が現れました。その人が親切に指摘してくれた人に対して横柄な態度をとるのを何度も見て、自分のこれまでやってきたことの恥ずかしさを自覚することができました。
そんな事があってから、人に何かを指摘されたらその意見に対してなるべく客観的にそれを判断するよう心がけるようになりました。そして、相手の指摘が正しければ素直に指摘してくれた行為を感謝し、相手の指摘が間違っていればお互いの関係が悪くならず、指摘してくれた人を傷つけることもないように対応するよう努力しています。でも、それは非常に難しく、こうは言ってもついつい指摘してくれた人に対し問題のある発言をしてしまうことが多々あります。

去年の年末、給料の計算に間違いがあり、本来もらえるはずの給料からおよそ3万円近く引かれて給料が振り込まれていました。休暇に入ってから明細書が届いたので内容の確認ができないまま年を越し、年が明けて仕事が始まってからやっと問い合わせることができました。

「給料の計算に間違いがあるような気がするのですが、確認して頂く事はできないでしょうか」

そう問い合わせて、内容のおかしいと思われる部分を示しながら電話を切りました。その後メールが届き、僕が指摘した部分には間違いがなく、むしろ払い過ぎているから来月の給料で調整をするという返事でした。
メールの内容は全く僕の予想したものと違ったので、労働組合から提供されている組合員手帳なるものを開いて、自分の給料を再計算してみました。
何度計算をしても本来もらえるべき金額よりも安い...そこで、再び電話をして内容を確認してみました。

「組合員手帳を見て再計算してみたのですが、やっぱり合致しません。お手数をおかけして申し訳ありませんが、どのように計算されたのか教えていただけないでしょうか」

すると、その返事は「担当者が合ってると言っているので合っているはずです」とのこと...
ぐぁ、なぜその担当者が間違っているかもしれないと考えてくれないんだぁ...

しかし、僕もこれに近い事をしていたなぁと思い返し、改めて反省させられました。

その後再度調査をしてもらい、結局相手の間違いであることが判明したため、来月の給料で不足分がもらえることになりました。間違いの原因は、僕が勤務表の提出期限を過ぎて提出したために担当者が手計算を行ったので間違いが出たとのことです。本来であれば、提出された勤務表のデータを入力すると自動計算されるようになっているので間違える事はないという説明をして頂きました。そして、説明をしていただいた後、先方が何度も謝っていました。だから僕も、

「僕の勤務表の提出が遅れ、余計なお手数をおかけして大変申し訳ありませんでした」

そう謝って電話を切りました。

自分が冒頭のようなことを気にしていない時には今回の事があっても何も考える事も無く、反省することもありませんでしたが、色々考えながら日々を送っていると何気ないこと一つ一つが教訓のように感じられてなりません。
また、「ついつい問題のある発言をしてしまう」と書きましたが、これも甘え以外の何ものでもなく、全ての発言や態度、行動が意味をもつのだろうなと考えると、誠意ある対応って常日頃実践しなくてはいけないことだと思いました。

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コメント

感心します・・・私なら、間違いなくキツク?指摘?嫌味の一つも言って終わる事でしょう。間違いは誰でもあるので、最初からキツクは言いませんが・・・あんまりな対応と感じます。「僕の勤務表の提出が遅れ、余計なお手数をおかけして大変申し訳ありませんでした」この一言で、相手の方は救われた?と、思うべきですよ~

先日、似たような?出来事があったので、早速ネタにします・・・(ブログ参照(笑))

投稿: tmmt | 2007/01/07 20:59

tmmtさん、コメントありがとうございます。
僕がこういうことを考えるようになった大きな原因の一つは、去年の春に引っ越しをする際にtmmtさんに大変お世話になった時からです。
適当なことを言って責任転嫁する人は、何も考えなく「自分は悪くない」と主張したいだけなのだと感じました。しかし、比率はどうあれ両者に非があるのに理不尽な理由をつけて相手にのみ責任を押し付けたのではこれもおかしな話だと思います。だから、「僕にも非があったから、責任のなすり合いは止めて今できる解決策を考えるか実行しましょう」と言うのが一番楽だとわかりました。「自分は悪くない」と主張したい人に「お前が悪いんじゃ」と言ったら余計に頑になるだけのような気がしています。
どこの部分でもいいから、「すみません」という謝罪の言葉が一言でもあればそれ以上責任追及に言及しないというのが今の方針です。ちなみにこれはtmmtさんの事務所の社長が実践している事で、見ていてとても勉強になりました。

ただ、一言も謝らない人はどうなるのか知りませんけど...

投稿: きむらしのぶ | 2007/01/08 05:58

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