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2006/10/19

愛の形

最近、子供を見ていて感じることがあります。それは「愛の形は成長とともに変わって行く」ということで、「人は成長する過程でその愛の適用範囲を変遷させるのではないか」ということです。

箇条書きにすると、

赤ちゃんにとって、「愛」とは受けるもの。
ちょっと成長した幼児期は、「愛」とは自分と家族に向けるもの。
もうちょっと成長してから中学生ぐらいまでは、「愛」とは自分と家族と仲間に向けるもの。
青年期になるとちょっと退化して、「愛」とは自分のみに向けるもの。
そのうち大切な人と巡り会って結婚する時には、「愛」とは自分と家族とつながりのある人全てに向けるもの。
そこから先はどんどん広がっていって、「愛」とは全ての生とし生ける物から無機質な物まで万物に向けられるまで無限に広がっていくもの。

という感じかなと思います。

赤ちゃんは、親から目一杯の愛を注がれます。そうしながら、「愛」というものを無意識に吸収して、身近な人やものを大切にするという気持ちを育んでいっているのかな。

幼児期には、自分が受けた愛を家族に向けるようになります。自分を大切にしてくれる人が喜んでくれることを喜ぶという基本的な行動を取れるようになってくるのですが、まだ自分が家族よりちょっと大切で、結局褒めてもらったり、感謝の言葉をもらえるということで、自分も気持ちよくなろうとしているのかな。

中学生ぐらいまでは、親しい人とそうでない人の区分けをして愛を向けます。その中で多少盲目的になり、自分が愛を向ける対象以外の人はどうなってもあまり考慮しないという感じかな。

青年期になると、自立に向けた準備のためにいくらか自己中心的になり、愛というものを自分にのみ向けるような気がします。そのため、いくらか孤独を感じたり、苦悩したりすることが多くなるのかな。
「恋愛」と言う感情を思い返してみると、実際には相手のことを想う気持ちより自分を中心にした感情で、相手の事情より自分の気持ちを優先しすぎてしまったりすることが多々あるような気がします。

その後社会で生きて行くと出会いも増え、それに伴って経験も積み重ねられて、自分につながりのある人のほとんどに愛を向けることができるようになります。それが結婚の準備であり、その時期に出会った人には「恋愛」という感情とは違った相手を想う気持ちが芽生えてくるのではないでしょうか。だからこそ、結婚することができるのではないかと思います。

そして、子供が生まれたり、生きて行く中で人に助けられたり、人を助けたりすることで、その愛を向ける対象は日々広がって行きます。お米一粒見るだけで、感謝できるような気持ちというのは子供の頃に頭ではわかっていても、実感できるようになるのはこの頃になってからなのではないでしょうか。自分の存在を考えれば、そこにつながる全てのものに感謝できるようになるので、人は自ずと自分の歩むべき道を見出すことができるようになると考えられます。

でも、実際にはこんな感じにはなっていませんよね。親になっても、孫ができても、上記でいうところの「中学生」程度の愛の形しか形成できていない人を多く見かけます。

「それはどうしてなのかな」ということを考えてみると、「受けた愛が足りないから」ではないかと思います。
僕たちは核家族という形態の家族構成を選んだ代わりに、幼少の頃に本来受けるべき愛情の半分も受けなくなってしまったせいではないかと考えています。
しっかりと成長して、万物に向けた愛を持った人が身近にいれば、必然と受けられる愛も多くなるはずですが、慌ただしさを理由に、お金を払って子供を預かってもらい、子供が欲しいと望むものを無計画に何でも買い与えるという状況で十分な愛を受けられるのでしょうか。

核家族というのは、社会の健全性を保存するうえでとても負の要素が多いように感じてなりません。
僕らは個人であると同時に社会に所属している責任も負っているのだと、きちんと認識できていない人が増えているのも、このせいではないでしょうか。

かく言う僕は今どんな形の愛を持っているのかと言うと、僕がここで批判している人と同じく「中学生」程度だと思います。ということで、子供には健全な愛を育んでもらえるよう、僕ができることをしなくてはなりませんね。


長文になりましたが、なんか考えがまとまらないまま書いたのでよくわからない文章になってしまいました。本来、出来の悪い文章なら公開しない方が良いのかもしれませんが、これを書くのにずいぶん時間を使ってしまったので、公開しておきます。後でもう少し考えがまとまったら、訂正しますね。

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