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2006/06/14

みかじめ料と税金

ある県で原子力発電所の燃料にかける税金を10%から12%に値上げするそうです。その理由は、燃料効率の向上や事故による運転の停止に伴って燃料消費量が減っていているため、44億円(見込みの60%)しか入らなくなってきたためとのことでした。
そこで、12%に値上げすることで収入を66億円まで増やす予定だそうです。
これってみかじめ料って言うんじゃないですか?

公共機関以外がやると犯罪ですが、公共機関がやるのは問題ないとはこれいかに?

「悪銭身に付かず」という言葉にもあるように、他人から巻き上げることで手に入れるような特に苦労もせず入ってくるお金は大抵が無駄な所に使われるか、一部の人達によって蓄財されるだけ。場合によっては、作ったハコを維持しているだけで赤字になって、税金がその赤字を埋めるために浪費されていたりします。

発電所は危険だからと立地には産業の無い田舎を選んでは、地方自治体(と議員さん達)や近隣住民に金をばらまいてお金の感覚を麻痺させ、建設に用いる品々には原子力価格として市場価格の10倍以上を支払ってもなお儲かっている。何か変じゃないですか?

だからと言って地元が潤うかというと、結局そういう所のコアな部分で働けるのは県外からやってきた人が主なので、地元の人は末端の作業員として安い賃金でこき使われるだけなのでそれほどは潤いません。昔はそうでもなかったようですが、最近はずいぶんと賃金が安くなっているようです。県外から働きに来ている人は、出張旅費などで給料以外にも結構な額のお金が入るため、必然と生活が裕福になります。そして地元住民との格差は開くばかりで、その結果として県外への人の流出はやむことが無い。

電気代も安くはなりません。技術開発の結果として燃費を向上させても、値上がりするみかじめ料を払っているためコストを下げる効果がないから...その税収は誰のために使われるのか?誰のためになっているのか?

自分の身の回りを見直すとおかしな事ばかり。でもそんな話をしても、「そんなものだよ」とか「仕方ないだろ」とかばかり。文句は言っても、それを変えようとする人は誰もいない。

それは本当に必要なの?
それって本当にしてもいい事なの?
今はそれで良いかもしれないけど、いつまでそれが続くの?

今住んでいるところには、これと言った産業はありません。それにも関わらず、畑や田んぼが埋め立てられては大きなパチンコ屋さんがどんどんできています。出張で来てる人は週末に暇を持て余すだけだからおかしな所でお金を使うので、どんどんバランスを欠いた街ができあがる。

技術や制度って本当にパンドラの箱なんですよね。知らない人は騙されて、それが悪い事だと知っていても誘惑に勝つ事ができない。先進国ってまやかしの固まりなんです。それに気が付かない人は、自分たちの生活が便利になったと思い込まされながら搾取されていて、搾取する側は未来のことなんて考えもしないで自分たちの私利私欲を満たす事に執心している。でも、その私利私欲の中で得たいと望んでいる物もまたまやかしに過ぎない。

みんな「裸の王様」なんですよ。かく言う僕も裸の王様です。そして、この世界では騙そうとしている仕立て屋もまた裸の王様です。本当に変な世の中だなと、つくづく思います。

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