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2006/05/29

人は土から離れては生きられないのよ!

0605300712先日、かみさんが近所のレンタルビデオ屋さんからNHKスペシャルのDVDを借りてきました。数年前に夫婦で見た事があった、インダス文明に関するDVDだったのですが、改めて見ると色々考えさせられるところがあります。

当時の人達は非常に高度な文明を持っていましたが、自然と共存するという大切な事を守っていて、近くのナイル川が氾濫してもそれを防ぐのではなく、氾濫する様子や周期を観察し、氾濫する川に合わせた生活をしていたそうです。
そして、ナイル川の氾濫がもたらす恩恵を受けながら、十分な食料を大地から得ていたそうです。

その後、氾濫を抑えるためにナイル川の上流にダムを造り、氾濫は抑えられるようになったそうですが、その代わり大地からは十分な食料を得られなくなったそうです。

人はその浅はかな知恵で自然をコントロールし、万能であるかのごとく振る舞っているけど、実は計り知れないほどの代償を払っているのかもしれません。

タイトルの言葉は、天空の城ラピュタでシータがムスカに向かって言った言葉です。この映画では天空にその居城を持つ人々についての話でしたが、僕たちはどうでしょう。地上に住んではいますが、土と共に生きていると言えるのでしょうか。

僕たち人間は地球からの借り物であるはずの土地や資源を我が物顔で蹂躙し、同じ地球上の生物を自分たちの都合で殺し、あげくにそれら地球からの借り物を巡ってお互いに殺し合っている。
僕たちが感じている便利というのは、多くの犠牲の上に成り立っていて、その犠牲と便利を比べたら本当に価値のあるものと言えるのでしょうか。こうして便利になっていくのは破滅への一本道だったりしないでしょうか。

イラク戦争で人殺しのために浪費したエネルギーがあれば、先日起きた地震の被災者にどれほどの事がしてあげれたことでしょう。

土と共に生き、僕たちが生きるための糧を生産してくれている農家の人達を蔑み、何の生産性も無い架空の仕事に憧れる人が多いですが、こんな事を続けていたら、僕たちは未来に害以外の何を残せるのでしょうか。
ラピュタの世界で、天空人達は数人を残して滅んでしまいました。土の上に立ちながら、土と共に生きていない僕たちが辿る道もまた同じような気がしてなりません。

またまた杞憂をたらたらと述べてしまいました。こんなにありもしない事を不安に感じるなんて、しかもアニメーションの世界を使った例え話なんて馬鹿馬鹿しいと言われるかもしれません。その通りかもしれません。
ただ、日増しに自分のやっていることの無意味さを感じる毎日です。

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