人がしていない事に価値を見出す
価値観というのは色々あって、その一つに「みんなと同じ」ということに喜びを感じる人がいるようです。
自分に特別な能力があっても、周りの人がそこまでできないならこれ以上向上する必要が無いと考えたり、あまり重要ではないことでも、みんながやっているとやらなくてはいけないと考え、不要なことに時間とお金を使ったりする人がいます。
それはそれでいいかもしれません。
でも一つ違う考え方の一例を示してみようと思います。それは人がしていないようなことをすることです。周囲の人が絶対にしないような事を率先してやってみるということです。
人がやっていないことや新しい事に着手すると、苦労が多いと考える人が多いかもしれません。ですが、手を出したらわかるだろうけど、楽しみも多いものです。また、毎日頭を使って試行錯誤を繰り返す事で、色々なことが見えるようになってきます。
人がしていないことに手を出すと失敗もするでしょうし、その失敗を繰り返さないためには色々と悩む日もあるかもしれません。でも、逆に多くの失敗を経験する事で、多くの発見を得る事ができるものです。それまで苦労だと思っていた事が、実はとても単純な事だという発見をするこも珍しくありません。
色々と試した後にたどり着いた解について、例えそれが既に誰かがやっていることだったとしても、その解に自分でたどり着いたか、ただ情報として持っている解かというのは大きな差になるものです。
結果、今まで何気なかったことが楽しみに変わったり、これまで自分が義務感的に感じていたようなことが実は不要なものだったと気が付いたりします。やらなくてはならないことが増えるかもしれませんが、やらなくてもいいことも見えてくるものです。
「人がしていないことに手を出すって難しい」、「何をしてみればいいかわからない」という人もたくさんいるでしょう。
そこで簡単な例を挙げてみると、会社へ行く時にゴミ袋と軍手を持って出かけ、通勤路にあるゴミを一つ以上拾いながら歩いてみるとかいうのはどうでしょうか?
「そんな事?」と思われるかもしれませんが、色々と発見があるものです。もちろん他にもたくさんあると思います。何気ないことでも、誰もしないことをしてみるとその先には自分が知らなかった世界が広がっていることがたくさんあります。
仕事でも日常生活でも、人のためになることで「これは誰もしていないな」と思ったら、「そんなの誰もしてないんだからしなくてもいい」と考えるのではなく、「誰もしていないからこそやってみよう」と考えてみませんか?
人生がちょっと楽しくなると思いますよ。
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