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2006/04/05

心遣いの一言

今月末で引っ越しをします。今の家に住んだのは4年間という短い期間でしたが、僕の会社生活で一番長い間お世話になった家となりました。

毎年、この時期に大家さんへ区費の支払いに行っているので、一ヶ月分の区費支払を兼ねて挨拶をしました。そこで、大家さんに「残念です。良い方なのでもっといて頂きたかったのに。」と言葉をかけてもらいました。
とは言え、大家さんと会うのは年1回のみ。区費の支払以外で話をしたことはありません。

最近は事務的な受け答えをすることが非常に多いので、たった一言でも心遣いを感じるような言葉を聞くと何だか心が温まります。

先日もちょっとしたトラブルの場に居合わせた時、付き添いとしてついて行って車の中で待ってただけなのに、被害者の方から「お世話になりました」と一言。その方もいろいろと嫌な思いをした直後なのに、周りの人への気配りをしっかりされているのだと関心するばかりでした。僕なら戻るなり相手の悪口を言い続けるだけだろうと思うと、反省させられます。

一昔前ではこういう言葉でさえ「事務的」と言われていたのに、今では業者やメーカーに電話をかけても「いつもお世話になってます」という言葉すら聞かないこともあります。出向元の会社に電話をかけた時は、「ご苦労様です」とか言う言葉どころか「おはようございます」とかいう言葉が出てくる事も稀です。憂鬱な声で、「はい、○○(部署名)です。」と言うだけ。

そういう僕も、仕事が忙しい時にかかってくる電話に対し適切な対応ができているかと言うとそうでもありません。また、そんな職場にいて、自分もそういう電話の対応が当然のような気がしていました。全てがそのせいだとは言えないかもしれませんが、人間関係が希薄で職場が殺伐としている一因ではないかと思ったりします。

よく欧米人はお世辞を言わないと言われますが、そんなことはなく毎日お世辞だらけです。それは日本人みたいな媚びるお世辞ではなく、小さなことでもきちんと良いところを見つけて褒めるのです。こういうところを全然見ないで、上辺だけの個人主義を真似たりするから、日本の社会はどんどんギクシャクしているのではないでしょうか。

人を蹴落とす事ばかりではなく、人を思いやる気持ちを常に持ちながら仕事をしていれば、こういう状況も改善され、自然と人や環境に優しい技術のアイディアや工夫がもっと生まれてくるのかもしれませんね。

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