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2006/03/06

実践経営哲学

060306-0149松下幸之助氏の著書です。

5年近く前に再販されたようですが、僕が手にしたのは昭和53年に発行された古いものでした。とても味のある表紙で、これまた古本屋で見つけたら「買いなさい」という天からの啓示を受け、購入して読んでみました。

内容は全ての部分に価値があると感じました。タイトルは経営に関するもののような書き方ですが、これは生き方の指南書と言っても過言ではないと思いました。生きるということも人生の経営だという視点で見れば、それを如何にすばらしく価値あるものにするかという助言が満ちています。

偉そうな言葉になるかもしれませんが、書かれていることはいずれも極めて当たり前の事です。
僕たちが正しい道徳観を持って、向上心とともに日々を送っていれば誰でも感じるような内容が書かれています。ただ、感じる事と実践できると言う事は違います。僕も口ではいろいろと偉そうな事を言いますが、実際にどうなんだと問われると言葉に詰まる毎日を送っているので、ここに書かれている文章を読むとちょっと叱られているような気分になりました。

この本の読者として最適なのは、これから社会に入ろうとする若者達ではないでしょうか。上述したように、社会人として当たり前の事しか書いてありませんので、これから社会の一員として責任を負う若い人達が読むと、とてもためになると思いました。

もし、この本を経営者が読んで勉強しなくてはならないのであれば、その会社の行く末が心配になります。

しかし、本当に若い人達向けかと言うとそうでは無いかもしれません。齢だけ重ねた体の大きな子供の多い現代に於いて、読まなければならない人はたくさんいるような気もします。多分、僕もその一人だったと思います。また、最近のニュースを見ると、読まなければならない経営者がたくさんいるような気もします。

それほど分厚い本ではありませんし、タイトルほど内容は堅苦しくありません(とは言え、漫画しか読んだ事無い人には難しいかも...)。良書です。読んだ事が無い人は、誰であれ読んでみる事をお薦めします。

最後に、僕の気に入った一文を要約して紹介すると、

「碁は一万回うてば初段くらいの強さになれる。だから素直な心になりたいという気持ちで毎日を過ごせば、一万日=三十年で素直な心の初段にはなれるのではないか」

というのがありました(要約と書きましたが、ほぼ原文そのままになってます...)。
僕は今年で31歳。素直な心の初段への遠い道のりを感じずにはいられません。まだまだ苦悩と葛藤の日々が続きそうです。

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