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2006/03/12

EXPLORER

流行遅れの僕は、映画ばかりではなく音楽について遅れまくりなレビューを書いてみたいと思います。

ということで、タイトルにあるのは槇原敬之の13thアルバムで、公式HPによると、2004年の夏に発売されたもののようです。

槇原敬之の曲は高校時代から就職したばかりの頃によく聴いていました。デビューしてから4〜5枚のアルバムを持っていて、とても大好きでした。詩にドラマがあり、聴いているととても慰められたり、反省させられたりした覚えがあります。しかし、結婚するちょっと前から音楽をほとんど聴かなくなり、また聴いたとしてもクラシックなどで、槇原敬之のCDも他の歌手と同様に手を伸ばす事がなくなりました。

数年前に「世界に一つだけの花」をSMAPに提供して大ヒットし、これを聞いて久しぶりに槇原敬之のアルバムを聴いてみようと思いながら、ずるずると時間が経ってしまいました。ところが、先日レンタルショップでビデオ以外にも何か借りてみようと立ち寄ったCDコーナーにこのアルバムがあり、「世界に一つだけの花」が入っていたので借りてみました。

家に帰ってこのアルバムを聞いて、以前に槇原敬之のCDを聴いた時と同じように胸が熱くなりました。今の僕にぴったりです。ついでにいくつかの曲で目頭も熱くなりました。ということで、無謀にも全曲に僕の感想を書いてみようと思います。ちなみに曲の紹介にはなってませんし、曲を聴かないと全然意味がわからないと思います。
ということで、CDを用意してから読んでみて下さい。

[優しい歌が歌えない]
最近過去の自分を見直し、反省を繰り返す毎日でした。この曲はまさにそれがテーマでした。過ちを繰り返して、その過ちに気が付いてもやっぱり同じ間違いを犯す。そんな自分に嫌気もさしますが、答えはどこにもありません。この曲も答えをくれるわけではありません。ただ、自分をもっと強くしてくれます。過ちを繰り返す僕に「次からはそんな事しないでね」と優しく語りかけてくれている人がいるような気がしました。

[夏は憶えている]
ちょっと負けそうな自分に昔を思い出させて、もう一度頑張ろうかなという気持ちにさせてくれる曲でした。あまりいい思い出はないけど確実に今の僕の肥やしになってる小中学生時代、夢を熱く語った懐かしい高校時代、そしてこれまでの会社生活。「おちこんだりもしたけれど、私はげんきです。(魔女の宅急便)」と言えるような気がしました。

[Tag Team]
家族を持って初めて気が付くことが多いです。人は年をとるほどいろいろな事を軽々と対処できるようになって、だんだん人生は楽しくなると思っていたのに、最近は日に日に重圧が増えて行く毎日です。その中でも一番大きな重圧は家族です。僕の実家はお互いを気にしているようで、実はあまり相手を大事にしていない家族でした。僕は自分の家族をそんな風にしたくないなと決意を新たにしました。

[武士は食わねど高楊枝]
僕は家事の一切を妻に任せていますから、この曲にあるような事態になったらと考えると恐ろしくなります(聴けば意味がわかりますよ)。この中にある「全ては僕の選んだ未来」という詩にとても深いものを感じました。以前の記事にも書いたようにいろいろと愚痴る事もありますが、やっぱり今の僕は僕が選んだ未来なのでしょう。今もこうしてここにいるのだから腹を決めて、僕も「武士は食わねど高楊枝」で生きて行かないとだめですね。

[Happy Ending]
子供の頃に感じた事、今感じている事を改めて考えさせられます。弟と不仲だったことは何度も書いていますが、同じようなことを自分の家族で繰り返したくないと思う毎日です。

[君の名前を呼んだ後に]
ちょっと出張したり、一人で遠出したりすると、この詩にあるのと同じようなことを思います。家でしっかり家族の安全を守っているかみさんに感謝しています。

[とりあえず何か食べよう]
これは、愚痴を繰り返す僕へのカウンターパンチでした。いつも偉そうに愚痴っている僕も何か食べた方がいいのかな?愚痴を聞く人の身になってみないとだめだし、僕が人に言われて腹が立ったことについても一つ一つ考え直して整理してみる必要があるのかも知れないですね。

[ハトマメ 〜Say Hello To The World.〜]
かみさんと国際結婚する前から、海外の人とつきあう機会が多く、とても懐かしい想いを思い出しました。国際交流っていいですよ。何が重要なのかを見つめ直すことができます。相手の文化を理解すると言う事は、自分の文化を理解する助けになります。違う言葉で挨拶をすると世界が広がります。

[The Fog]
最近、かみさんとのいがみ合いもずいぶん減ってきましたが、結婚したばかりの頃はお互いがわがままを主張しながら一生懸命わかってもらおうともがいていて、意見の衝突ばかりでした。今思うのは、相手の事をわかろうとしたり、理解しているつもりになったりしてはいけないということです。ましてや、相手を教えようなんて不遜極まりないことかもしれません。ただ、相手のことを想い、受け入れるような気持ちがお互いに必要なんだと思います。

[世界に一つだけの花]
今更コメントを書くのも恥ずかしいような気がしますが、とりあえず書いてみます。
僕はどうしてここにいるの?生まれてこない方が良かったかな、いない方がみんなのためになるんじゃないかなと思うことは一生のうち何度かあると思います。しかしそんな事はありません、一生懸命になれば誰だってそこにいる価値があるのです。
またまた世界情勢ネタになりますが、人の命に軽重はなく、イラクの人達だってみんな世界に一つだけの花です。この花を一つでも散らせるような事をしてはいけません。ましてや戦争などに加担して、積極的に散らすなど言語道断です。戦争は必要悪などでは無いのです。犯罪者だって、犯罪者になったのには理由があるのです。その原因をきちんと解析し、取り除いて世界にすばらしいお花畑ができあがることを切に願っています。平和ってすばらしいことですよ。問題なのは、その平和に慣れすぎ、平和の意味を忘れて維持する努力を怠る行為です。

[Boy, I'm gonna try so hard]
以前一緒に仕事をしていた人で、「彼女の誕生日だから」と高利貸しからお金を借りて誕生プレゼントを買っている人がいました。僕はその人に言いました。「もし、君の状況を理解していて、このプレゼントを喜ぶような女性なら別れるべきだ」。この言葉が相手に伝わったか否かはわかりませんし、その後職場が変わったのでどうなったかも聞いていません。人に喜んでもらうのは難しいですよね。ただ、あげる人ももらう人も努力しているというのが大切だと思います。「正直に生きて得たものだけをあげたい」という曲中の言葉もすばらしいと思いました。

[僕が一番欲しかったもの]
これは結構前から聞いていて、好きな曲のうちの一つです。「人にしてあげた事を感謝された時の気持ちは、人を蹴落として得た満足感より大きい」という事を歌った曲だと思います。僕も同じようなことをブログに何度か書いていますが、これほどうまく表現はできないですね。
この曲はドラマ仕立てで、とても聴きやすくわかりやすい。本当にすばらしい曲だと思います。

まとめとして、このCDはただの歌を越えて、道徳観を養うための教科書のように感じました。自分の損得だけに躍起になって、少しでも人より多くの利益を得るためにがむしゃらになっているだけの日本人を導いてくれるCDです。

このレビューを書くのは、さすがにちょっと疲れました。しかし、レビューと称した持論の展開に過ぎないですね...反省。

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コメント

 年下だけど尊敬するきむらさんへ。
会社でガントチャートを使わせていただき、ハイセンスなエクセルマクロに感心し、このブログにたどり着きました。
 2ヶ月ぐらいブログを見ていて性格のよさを感じていましたがあまり共通点がなくて(家族が大事なとこくらい)やっと共通点がありました。槇原敬之の歌はそれぞれメッセージがあっていいですね。過ちを反省してさらに詞に深みがでるようになったと思います。また、機会があればコメントします。ではまた。

投稿: ベアー | 2006/03/14 00:41

はじめまして、ベアーさん。コメントありがとうございます。
こんな長い記事を読んで頂きありがとうございます。
また、ガントチャートとのご利用ありがとうございます。

槇原敬之が捕まった時にはとても驚きましたが、こうしてCDを聴いてみると完全復活してるんだとわかって嬉しかったです。確かに、前よりもっと良くなっているように感じました。
また、機会を見つけて他のCDも聴いてみようと思います。

投稿: きむらしのぶ | 2006/03/14 06:02

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