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2006/02/13

平気でうそをつく人たち

BookOFFに行って、何か良い本はないかなぁと物色していると僕を呼ぶ本がありました。
普段は見向きもしない分類の棚に目をやると、「平気でうそをつく人たち」というタイトルが見えたのですが、特に買う気もなかったのでそのまま素通りして、特に欲しい本もないなぁと思いながら車に戻ると、なぜかさっきの本が頭から離れません。近くにあるスーパーで買い物をすませたかみさんが車に乗り、エンジンをかけてから、どうしても読まないといけない気がして、店内に戻り購入しました。

この本のテーマは「邪悪を科学する」という感じです。

前半は自己中心的な人、依存症の人が周囲の人に与える影響を著者である精神科医の経験を通して、治療した患者を例に示されています。これを読んでいると、当てはまる事例が身の回りにも多くあるような気がするし、自分自身がこの中で「邪悪な人」と分類される人間と同じようなことをしていることに気が付きます。
悪いということを認識しても、自分に自分が言い訳を始めると罪の意識が薄れるなんて、考えてみれば当たり前だと思うかもしれないけど無意識でやっている時には気が付かないものです。

後半は、ベトナム戦争時のソンミ村事件についての調査結果を基に「邪悪な人」というのが、環境から作られるということを説明するとともにその環境は僕たち個人一人々々の怠惰からくるものだということを言っている。これは、どうして21世紀になっても人類が平和からどんどん遠ざかっていくということの理由を的確に示していると思う。つい先日もこのブログで「与えられるものを享受するだけの人が多すぎる事が問題」と書いたけど、まさに現実にこの問題によって多くの悲劇が生み出されています。

この本は、アメリカでベストセラーになったらしいのですが、ここで訴えられている危険性は全く功を成さず、今もアメリカは戦争をしています。ここではアメリカの社会について述べられていますが、これは日本にも当てはまります。別の国の話ではありません。

内容が僕の考えと一致するから面白かったのかもしれません。ですが、普遍の事実も多く語られています。多くの人が読み、考えてもらいたいと思います。

オンライン書店ビーケーワン:平気でうそをつく人たち

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