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2006/01/09

Jerry Macguire

またまた、役に立たないレビュー記事です。

最近あまり良い評判の無いトムさんが主役の1996年の映画で、邦題は「ザ・エージェント」...格好が悪いので僕は「Jerry Macguire」と呼んでいます。ずいぶんと評価は別れるようですが、トム版の「ハンサム侍」状態となっている部分を除けば良い作品だと思います。
また、この作品にはなかなか深い思い出があり、見る度に熱い想いがこみ上げてきます。

この作品はスポーツエージェントである自分の仕事に疑問を感じている主人公が、お金ばかりを見て仕事をするのではなく、報酬を下げてもっと選手やファンの事を考えて仕事をするべきだという提案書を書いて解雇されるところから始まります。当時、僕も自分の仕事に疑問を感じていたので、自分の正しいと信じる事に向かって努力する主人公の姿にとても共感を覚えました。
解雇されてから一人の選手に注力して、誠心誠意相手のために仕事をする事で信頼を得て、最後には成功するというサクセスストーリーです。

そこで、この映画を見終わった僕は、勢いで会社に提案書を書いてしまいました。
僕の仕事は公共性の高い設備の制御装置の検査を行う仕事なのですが、過剰なセクショナリズムと引き継がれてきた仕事のやり方に固執する会社のため、効率的か否かや新しい技術を習得する事より、言われた事をどれほど言われた通りにするかが重要視されています。また、変化を極端に嫌い、設計部門が新しい技術を応用した装置を作ると、「今までのでも十分なのに、どうしてわざわざ規格の違うものを作るのだろう」という疑問を感じる輩もいるほどです。
会社がそれなりに大きいので、従業員のほとんどは仕事があるのが当たり前の環境に慣れすぎて、仕事が無くなるかもしれないとか会社がつぶれるかもしれないという危機感を感じている人はほとんど皆無でした。

この状況に辟易していたので、何とか状況を変えようと息巻いていて、部長や課長宛に提案書を書いたのです。ですが上記のような会社です、聞き入れられるはずがありません。
当時、従業員にPCを配布していなかったので、各員が個人のPCを持ち込んで仕事をしていました。データを探すといつも「誰々が持っているはずだ」とか「印刷したものしかないから、これを見て打ち直して」とか言われるので、データベースによるデータの一元管理とか、Web経由での情報共有を提案したのです。
当時でもそれほど真新しいものでは無く、既に多くの企業で導入されているものだったのですが、全然価値をわかってもらえませんでした。これは僕の提案の仕方が悪かったかもしれません。ですが、僕の上司から出てきた言葉は、「今後データベースは廃れる分野だから、そんな事をしても意味が無い」というものでした。

数年前、僕の提案した内容に近いことをしようとしていることを聞きましたが、未だに実現されていません。しかも、予算を割り当てられても、実現されていない事に浪費しながら会社から表彰を受ける人たちがいるらしい。

今は個人情報保護法の施行にあわせた対応を必死に行っているようですが、やっていることは「失敗事例」として多く紹介されている内容そのもの。技術の向上を目指さず、市場の動向にも興味のない人たちが集まった会社そのものです。
もちろん従業員の全員がそんな人たちだとは思いませんが、出張の多い会社であるため能力者は本部にいないのであまり昇進せず、甘言がうまく讒言に長けた人が昇進しやすい構造である以上、よっぽどの人がでてこない限り変わるのは難しいと思いますし、それほどの人があきれないでここに執着しているとも思えません。

おっと、レビューでしたっけ?
この作品はサクセスストーリーで、僕も自分の想いを成功に導けるよう頑張らないといけないなと再認識させてくれました。提案書はもみ消されましたが、ある意味僕に決意を促してくれた大切な作品です。道を見失いそうな人がいる時、考える機会をくれるような作品かなと思います。

個人的な感情がたくさん詰まっているので、他の人には全く価値のない総合評価
★★★★★

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