データのサルベージ
先日の停電から復旧作業に追われる毎日ですが、壊れたHDDからデータを取り出すために奮闘しています。
とりあえず、ここまでの状況を簡単にまとめてみます。
起動しようとすると、システムディスクがないよと怒られる。
BIOSの設定画面では、内蔵されている2つのHDDはきちんと認識されている。
電源を入れるとHDDは「ヒューン、カリカリカリ...」という音がするので、モーターなどの駆動部は壊れていなさそう。
1CD Linux(KNOPIX)で起動するとデータ用に使っていたPri Slaveのディスクはマウントされるが、OSの入ったディスクはマウントされないし、アクセスしようとしてもできない。
試しに
$ sudo mkdir /mnt/tmp
$ sudo mount /dev/hda1 /mnt/tmp
と入力してみたけど、エラーが出るだけ。
HDDの中身を確認してみるため、fdiskをすると「致命的なエラーが発生しました。継続するためには何かキーを押して下さい」と出るので、Enterを押すとコマンド入力画面に戻る。
新しいHDDを用意して、OSの入ったHDDをPriMaster、新しいHDDをPriSlaveに接続してから、1CD Linuxで起動し、
$ sudo dd if=/dev/hda of=/dev/hdb
としてみると「入出力エラー」とコピー失敗のメッセージが出る。
そこで、
$ sudo dd if=/dev/hda of=/dev/null bs=512 skip=0 count=1
$ sudo dd if=/dev/hda of=/dev/null bs=512 skip=1 count=1
$ sudo dd if=/dev/hda of=/dev/null bs=512 skip=2 count=1
$ sudo dd if=/dev/hda of=/dev/null bs=512 skip=3 count=1
...
と繰り返し、エラーの出なくなる部分を調べてから
$ sudo dd if=/dev/hda of=/dev/hdb bs=512 skip=123 seek=123
を実行し、現在結果待ちの状態です。
これで、復旧完了ではないのですが、これでマウントさえできれば次になんとかなりそうな予感がします。
でも、全ては結果次第です。
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コメント
職場に行ったら、無事にコピーは終了していました。
でも、マウントはできず...
実はリカバリー用のコピー先ディスクは、動作確認用に一度Fedoraをインストールしていて、コピーできなかった部分にこのFedoraのパーティション情報が入ったままになっていたのです。そこで、この壊れたパーティション情報を修復するためにネットを検索。
こんなのがありました。
http://www.stud.uni-hannover.de/user/76201/gpart/
何でもHDDの中身をチェックしてパーティション情報を推測するソフトだそうです。まさにうってつけのソフトかな。とりあえず試してみることにします。
投稿: きむらしのぶ | 2005/12/08 01:02