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2005/10/04

作業手順書

今働いている職場は、けっこう先進的な装置がある研究施設です。しかし、装置に関わる作業を担当している人員の半分は今までまったく関係のない業務を担当してきた人間が行っています。そのため、培ってきKnowHowや「これ」と言って定まった作業手順があるわけではなく、各員の経験に基づいた作業手順で作業が行われています。
新しく入ってきた人は、先輩達全員の作業手順を見て、その中で自分に一番合った作業手順を身につけていきます。その選定基準に技術的な根拠は無く、自分に合っているか否かが重要なポイントとなっていました。そのため、何か問題が発生した時には、原因調査が非常に困難であり、誰が作業したのかということを明確にする
のが重要な要素だったりします。
このままでは、いつか大きな問題が発生してしまうと危惧されるので、作業手順書の作成作業を行っています。機器の調整運転などは、言葉にするのが非常に難しく、「フィーリングを文章にする」作業が必要になってきますが、それ以外の部分はほとんど決まった作業となっています。
現在、いくつかの手順書が完成したので、バインダーを作成して、作業の参考にしてもらっています。
これにより、以下のメリットがあると考え、実際に実感できています。

  1. 現在の作業手順をまとめることで、同一の作業を画一的にし、作業品質の向上ができる
  2. 問題が発生した場合に、画一化された部分については結果の確認を行うのみでよく、問題の切り分けが容易となる
  3. 人員交代や追加が発生した場合の教育期間が短縮される
また、手順書については以下の注意点があります。
  1. 手順書中心になりすぎて、機器の特性や本質を覚えないまま作業に従事してしまう
  2. 緊急時に通常の作業とは異なる対応を迫られても、手順書に固執して作業を進めてしまう
これらの注意点により、手順書の作成を否定する人もいますが、手順書の不備を逐次更新しながら対応していくことで大きな情報資産となり得るものだと思っています。

もし、口伝で作業手順を継承している職場の方がおられましたら、手順書の作成を行ってみてはいかがでしょうか。ちなみに、今の職場で手順書作成の提案をした時、まず言われたのは「不可能だ」という一言です。そういう職場が多いかもしれませんが、不可能と思われる事を実現することに意味があり、またその効果は絶大なのだとも言えると考えられませんか?

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